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Staff Interview 01

加藤 綾一

Ryoichi Kato

シニアエディター

みんなの「言葉にならない思い」を
形にできたときが一番うれしい瞬間です。

加藤綾一(かとう・りょういち)

シニアエディター。音楽制作会社、不動産系広告代理店での勤務を経て、2014年にエクスライトに入社。多いときには数十人の外部ライターの方とチームを組みながら、SNSやニュースメディア、オウンドメディアの企画・編集業務を行う。

— よく聴く音楽
スーパーカー/くるり。一つの形式に留まらず、「これ良くない?」と思ったものを貪欲に取り入れてしまう折衷性が好き。自分も常日ごろからこうありたいです。

— リフレッシュ方法
銭湯・サウナ巡り。サウナは「何もしない」を自然にできるのがいいし、その後のビールは単純においしい!

— 自分なりの健康法
歩いて出勤する。いつも事務所まで30分くらいかけて歩いているからか、腰痛や肩こりにまったく悩まされない体になりました。

入社のきっかけはタグラインでした

「新しいものに触れ続けて、興味の幅を広げていきたい。この思いが、いつも僕の生活の根底にあるような気がします」

あらゆるジャンルに好奇心を向け、バランスよく情報を集めるのが得意な加藤さん。その性質は、音楽に夢中になった10代のころから一貫しているそう。「ジャンルを限定せずに聴くことで、その曲が生まれた時代背景や人々の感情の変化が見えてくる。それを感じ取るのが面白かったですね」。社会人としての第一歩も、音楽制作会社。聴くだけでなく人に魅力を伝えたいと、本業のかたわらDJをしたり、音楽ライターとして雑誌に寄稿したりと、音楽一色の日々を過ごしたそうです。

その後、「テキストにもっと関わりたい」という思いから、広告代理店を経てエクスライトへ。

「“Find New Stories.”というタグラインに惹かれたんです。少し前から、大きな物語の終焉みたいに言われていて、いわゆる『大衆』と呼ばれる存在がなくなりましたよね。じゃあ、小さな物語を紡ぐにはどうしたらいいんだろう?という問いが、自分の中にありました」

ここで働くことで、その答えが見つかるかもしれない。そんな予感に導かれ、心機一転、転職を決めました。

生活者としての実感を大切にしています

入社後は、業界や媒体、読者層の異なる仕事を数多く担当する中で、それまで音楽に向けられていた自身のアンテナが、全方位に広がるのを実感したといいます。

例えば、グルメ。同じジャンルの新商品を複数取り寄せ、違いをリポートするコンテンツでは、いち生活者としてのありのままの感覚を大切にしました。

「僕個人の感性を入口にして企画を立てるというか、実際に自分が店頭で気になったものを取り上げるようにしています。例えば、チョコミント系の商品が増えているなと思ったら、チョコミント味のアイスを食べ比べたり、スーパーフードが話題になったら、その中でも目新しい『飲むミドリムシ』を飲み比べるといった具合。暮らしの中の実感を企画に結びつけるので、ネタ切れにならないんです。ちなみに、チョコミント味アイスの記事では、タイトルに使った『チョコミント戦国時代』というワードが、Twitterでトレンド入りを果たしたんですよ」

原稿を仕上げる際は、実際に食べ比べながら、消費者として率直に気になる点をチェックしているそう。読む人が飲んだり食べたりしたくなるような演出も忘れません。

「掲載する写真も、ビールだったら、グラスに注いだところやプルトップを開けた飲み口のアップなど、読んだ人がリアルに感じられるよう工夫しています。単なる商品紹介ではつまらない。自分なりの切り口を持つことで、コンテンツに息が吹き込まれると思うんです」

みんなが漠然と感じている思いを代弁できたら…

ここでの仕事を通じて、加藤さんの情報収集は一変したといいます。テレビを観たり、人と話したり、街を歩いているときに感じたことが、そのまま制作につながっている。企画のネタを考えるときも、「PCを開いて検索する」という行為ばかりに頼らなくなりました。

「なるべく自然な状態でインプットしたほうが、読者の興味関心にも自然な形でたどり着けると思うんです。どんな情報でも、いつか何かにつながる、生かすことができる。そうわかってからは、日々の生活で感じるちょっとした『引っかかり』に、いっそう敏感になりました」

加藤さん曰く、WEBコンテンツをつくる作業は、音楽のDJをしているときと似ているそう。あらかじめ用意したレコードを順番にかけるのではなく、その日のお客さんに合わせて選曲を変えていく。「DJには編集的センスが欠かせないと思う」と話す通り、受け手が求めているものを感覚的に探り当て、それに応えていくところが共通しているのだとか。

「うまく言葉にできなかった思いや感情を誰かに代弁してもらえたら、うれしいですよね。いいコンテンツって、それができていると思うんです。僕自身の感覚を出発点にして、今まで語られていなかったみんなの『小さな物語』を抽出できたら−−。その思いが、仕事の原動力になっているのかもしれません」

そんな加藤さんが、この仕事をしていて最もやりがいを感じるのは、自分が手がけたコンテンツに大きな反響があったとき。「ああ、読者に届いたんだ」と、確かな手応えを感じる瞬間だといいます。

これからも、テキストの可能性を面白がりたい

入社してから変わったのは、情報への感度だけではありません。さまざまな仕事に携わるうち、「テキスト」というものの捉え方が、自分の中で変化したのを感じるそうです。

「以前は、テキストといえば雑誌に載っている長文をイメージしていました。でも、SNSのハッシュタグも、WEBサイトで見かけるバナーの文字も、絵文字だってテキストですよね。どれも、その形だからこそ伝えられるニュアンスがあると、目を見開かされたんです」

テキストの多様なありようを体感した今、加藤さんはさらなる期待に胸を膨らませています。

「これからも世の中の変化に応じて、テキストの可能性はますます広がっていくはず。好きなものがたくさんある僕にとって、それはとてもワクワクすることです。新しいものに触れ、興味の幅を広げ、そこでの実感をコンテンツづくりに生かしていく。そんなふうに、一つひとつの仕事を通して、僕自身の『小さな物語』を育てているような気がします」

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